昨年までは一に学童ニに学童、三、四に実家、五に学童だったウチの子どもたち。自宅で子どもと一緒に過ごす、初めての夏休み!初めにスローガンを立てました。
「倒れるまで遊ぼう!」
いやいや、「学習編」って書いてある。
遊びの様子はまた別の場で。今回は夏休みの学習のことを書いていきます。教員として働く間、よそのお子さんの学力を上げること、楽しく学習させてやる気を高めること、学んだことをリーフレットだ新聞だ文集だと作品としてまとめていくこと、全っっっ力で取り組んできました。
が???
気が付いてしまった。そんなに熱意をもって、あらゆる時間、労力を使い果たしてやってきたのに、自分の子どもにだけ何も還元していない!!!ということで、今回の夏休みは、自由研究についての研究をすることに。今は共和国国民は2人しかいませんが、それぞれに適した課題を検討していくつかずつ取り組んでみたものの報告をしていきます。
なお、国民たちは選ばれし勇者とは程遠くもろ標準装備児なため、どれも「壮大な作品」「奥深い内容」ではなく、あーウチも来年やってみようかな、という程度のものです。ネットで薬品を購入するとか、写真を撮って毎日変化を観察とか、そんなんでもなく。紙、鉛筆、ハサミ、ボンド、カラーペン、など一般的な文具をメインに使ったものがほとんどです。
姉 もち子 6年女児
<特徴>
①意欲を安定的に持続することが難しく、長い日数をかけて取り組むものには向かない。
②同じ作業を繰り返すことが得意。(好きな活動に限る)
③イラスト画、工作、などが好き。
④国語算数の一部の学習に、丁寧な復習が必要。
※子供たちの特徴をわかりやすく書いたものはコチラ → 子どもたちの紹介
<取り組んだもの>
①万年カレンダー
→気まぐれで計画性のない子なので、なにも成し遂げなかったときにせめて提出できるようにと思い、夏休み序盤に保険として制作。しかしながら、本人やってみると作るのも飾るのもウキウキで、なんだかいい思い出になりました。そんですごくかわいい。
②プラバンレジン工作「蝶のミニ標本」
→市で開催された工作教室で教えていただいたもの。手軽ながらクオリティの高いアイディアに、母娘で感動!
③段ボール工作「ミニチュアハウス」
→相当ヒットした楽しい活動らしい。9月後半現在、今もなおリフォームの繰り返し。進化続く。そして頻発するままごと。
④算数の復習問題集(文章題・図形)
→6年の問題では、難しそうと思った瞬間目もくれない、手を付けない、ということも多いらしい。(個人面談による担任情報)放り投げたり断ったりしにくくするため、3年生が5分でできると表紙に銘打ってある手軽なものからスタート。(ハイ、ココ汚い大人の手法ですよ)ルーティーン化すると呼吸をするように毎日取り組める子なので、徐々に学年をあげつつ現在も続行中。
⑤漢字の自家製プリント(何十回でも繰り返しタイプ)
→コチラ答案と回答がセットにて作成されており、0からスタートの子でも発狂せずに取り組める仕様。そしてまた、「できないからやらない」が通用しない一品になっております。ハイ、断る理由をことごとく抹消して提供。算数同様、毎朝毎晩息をするように取り組み続けています。
学童に行かない、自由度の高い夏休みは初めてで、大好きな創作活動にたっぷりと時間をとってあげられたと思います!
弟 まるすけ 2年男児
<特徴>
①安定的に意欲を維持して学習することができるため、数日から数週間かけて1つの課題に取り組むことができる。
②手順通りに行うことは得意だが、0から1を生むことは苦手である。
③文章や資料から自分で情報を読み取ることに抵抗がなく、好んで行う。
④筆圧が安定せず手指の動きもぎこちないため、「小さい文字を書く」「考えながら書く」などの学習では文字が正しく書けない。
※子供たちの特徴をわかりやすく書いたものはコチラ → 子どもたちの紹介
<取り組んだもの>
①575日記
→本当に欠かさず、毎日2~3句ずつ書きました。575日記のおすすめポイントについてはコチラの記事もご覧ください(575日記~「何もしていない」からの脱却~)
②made in○○調べ
→情報収集大好きタイプは、のると思います。楽しんでやってはいたとは思います。しかし、低学年の思考の浅さとやれる活動量の少なさと、まるすけの表現技能の限界に打ちのめされながらの完成。こんな風に調べて、こうやって資料にまとめていくんだよと、低学年のうちに紹介できたのと、社会科が始まる前に地図や地理に触れられたことで、もう許してくださいという感じです。
③たこさん鉄砲
→TikTokでたまたま見つけて作ってみたところ、大ハマり。作っては試し、大量に作ったら最終的に姉弟で銃撃戦。このふざけた鉄砲で。作っている間に糊やはさみの扱いも上手になったのも成果かな…。
④プラバンレジン工作「蝶のミニ標本」その他いろいろ
→技能レベル問わず、みんな楽しい!みんなでハマって増産。
右がまるすけ作 ↓
(左)まるすけ作 (右上)もち子作 (右下)くうぽこなっつ作
柔軟さ、発想などは姉には到底及ばないと思っていたまるすけに、こんなに創作意欲があったとは。まだまだ「手本と手順書の通り」が基本スタンスだけど、楽しんで工作にも取り組めてよかった。自由な発想を引き出す誘発剤に姉を使い、ちょっかいを出し続ける。
さいごに
自由研究についてネットで調べてみると、もっと立派な深いテーマがわんさか…。しかし「塩が結晶化する」「硬貨の錆が酢でとれる」の理屈がもちとまるに理解できる気がせず。彼らの発達段階や関心、つけたい力などを考えて、簡単なものでも良いからいろいろやってみようと思った、今回の夏休みでした。
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