おふざけ基本法とは、楽しくふざけることと「いたずら」「いじわる」「迷惑行為」との線引きのために作られた、ぽこなっつ共和国におけるきまりの一つである。
ふざけるということ
「ふざける」ということが子どもにとってどんなに大事なことか。担任を何年も持ち続けるうちにこんなことを考えるようになりました。もちろん「座る」「静かに取り組む」など、学習中に必要なことを端折ってふざけさせるというわけではありません。年度初め、一通りの規律が整ってくると今度は、子ども同士がより良好な関係を築いていけるような働きかけが有効になりますね。具体的には後々文章化していこうと思います。ただくうぽこなっつが思うのは、子どもは互いにふざけ合ったり一緒に遊んだりする中で絆を深めていくものだ、ということ。すきにふざけさせたら収集がつかなくなるんじゃないか??という気持ちを抑えつつ、子どもたちが本来の素の姿で関わり合う様子を今いちど外側から観察してみると、必ずや新たな発見がありました。大人からの指示や抑制下から解き放たれた、クリエイティブな子どもたちのふざけ合い。どこまでが楽しいおふざけでどこからが迷惑行為なのか?個々によってもその判断基準が異なり、ときにはざわつきが起こることも。そこで…
おふざけ基本法について
子どもはふざけることが大好きで、ふざけ合いや遊びを通じてより仲良くなっていくものだと思います。しかしながら、児童期ではまだまだ感情のコントロールや判断力は未熟なため、「不快感を与える言動」「迷惑行為」また「危険を伴う行為」など、ふざけの範疇を飛び越えてしまうこともしばしば。けれどもそんなのは予想内!と思っておけるはずです。だって子どもだから(笑)やってみて指摘されて、はじめて気づく年齢ですね。だからといって、危険を伴う行為をやらせてみてから制すというわけにもいきませんので…そこでぽこなっつ共和国で長年唱えてきたのが「おふざけ基本法」です。
- 第1条 まじめに取り組もうとしている人の邪魔になるおふざけはよしましょう。
- 第2条 物事の進行を遅れらせるようなおふざけはよしましょう。
- 第3条 危険を伴うおふざけはよしましょう。
事細かに定めると一気に抑圧されムードが高まるため、あえて3つにざっくりとまとめています。この3つに当てはまらなければオールOKではなく、「みんながくすっと笑っちゃうおふざけ」で済む行為かな?と子ども自身が考えるための基準の一部として定めた法律、それが「おふざけ基本法」です。
さいごに
このブログでは、仕事と家庭とでくうぽこなっつと仲間たちが体験した、ちょっと毎日が楽しくなっちゃいそうな遊びや考え方などを紹介していきます。基本法に反さない、心地よいふざけを追求していこうと思います。